日本の心は米にあり。

円が高いということは、輸入業者にとっては良い事なのかな。
海外からの原材料確保という観点からみれば良いように思うけども。

とはいえ、外需頼みの会社は辛いところ。
でも、そもそも日本企業のほとんどが内需企業(もちろん外需企業の下請けも山ほどいるとは思うけど)。
ということで、内需拡大路線でOKってことのように思える。

最近、リチャード・クー氏がメディアに出始めてきた。
先日5年ぶりにテレビに出たとの事。小泉・竹中政策下では都合の悪い論者だったのでメディアから干されていたようだ。
森田実氏も同様らしい。

さて、今日は郵政民営化について。
個人的には郵政民営化って、本当に必要だったのかなぁ?と疑問に思っているひとり。郵政事業こそ国の仕事のような気がしているんだけれども。
結局のところ誰かさんの口車に乗せられてしまっただけのような、そんな気もする今日この頃です。

<「郵政改革」論争で忘れられてきた重要問題>
 (日本経済再生政策提言フォーラム会長 丹羽春喜(経済学博士))
http://homepage2.nifty.com/niwaharuki/ronbun/yuuseikaikaku.htm

(一部引用)
「郵政改革を断行すべしとする主張の最重要な論拠として、郵貯の350兆円にも達する預金額(簡保を除けば約200兆円)が、これまでは主として政府による「財投」(財政投融資計画)の財源として用いられる形で「不効率」に運用されてきたとされて、そのことが日本経済の不況・停滞の重大な原因であったかのごとく言い立てられてきている。
 そして、この350兆円の預金を「民営化された銀行に移せ!」と、叫ばれているわけである。しかし、実は、このことに関しては、まず最初に吟味されねばならなかったはずのきわめて重要な問題点が、現在まで、まったく見過ごされてきてしまっている。
すなわち、この350兆円の運用の「不効率」のゆえに日本経済が不況・停滞に陥っているとするのならば、それは「供給サイド」から見てのことなのか、それとも、「需要サイド」から見た場合のことなのか、という最も基本的な吟味・考察が、まったくなされないままで今日にいたっているのである。」


話は戻って、日本が内需拡大政策を思い切ってやることによって、何が起きるか。まず、日本の景気が良くなる。世界が不景気になろうとも、日本国内で景気が良くなれば、自然とその景気の恩恵にあずかろうと不景気な国が寄ってくる。そして、その不景気な国の景気が良くなる。その繰り返しで、連鎖的に世界の景気が良くなる。そんな可能性を秘めた国が、この日本であると信じている。

<日本が世界を救う>
http://d.hatena.ne.jp/tadasi-i/20081016/1224166460

実体のない金転がしの野蛮な虚構経済から脱却し、初心に返るとき。
日本人の伝統・文化、日本人本来の優しい清い心を取り戻し、モノ作りニッポンの復活を願ってやまない。

さあ、米を食べて元気になろう!

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<丹羽経済政策の概略>
http://homepage2.nifty.com/niwaharuki/framepage1.htm

1) 日本経済は需要不足である。(潜在GDPは880兆円、現実のGDPは480兆円、すなわち400兆円のデフレ・ギャップが生じている。これは稼働率が60%弱である事を示している。(逆算するとすぐ分かります。480×100/60=800)小泉政策は、日本経済は需要側ではなく供給側に問題ありという前提で政策を進めている。この事は倒産・失業を増大させ却って経済を縮小させるものであり、この政策の行き付く先は外資への日本売渡しとなります。

2) 現下の不況を克服するには金融政策では無理で、財政政策が必要です。しかし国債発行は問題が多く、国民や市場の納得を得にくい。両方を満足させる政策が政府貨幣発行です。(ただし国債発行を財源とする財政拡大政策でもかまわない)

3) 日本経済が5%成長に達するまで銀行からの債務履行を凍結し、その間の債権は全額政府が保証する。その財源は政府貨幣の間接的発動による財源による。多額の債務を抱える個人・法人は政府の間違った経済政策の犠牲者であり、政府の適切な需要管理があれば経済的困難に陥る事はなかったのである。従って支払いの凍結要求には合理性がある。

4) 『通貨の単位及び貨幣の発行等に関する法律』(昭和六十二年六月一日法律第四十二号)第4条により、450兆円の政府貨幣発行権限証書を1枚作成し、日銀の発行する400兆円の保証小切手1枚と交換して、それを財源とする。

5) 政府貨幣発行は、倫理の喪失の危機を招くのではなく、何もしないことが却って失業者の増大と、犯罪を増やし、国民の倫理観を崩している。

6)低成長率での不良債権は政府の責任である。高成長率下での不良債権は企業の責任である。

一度、ホームページに掲げてある丹羽経済学博士の論文をお読み頂きたいと思います。
http://homepage2.nifty.com/niwaharuki/


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<円が急騰 約13年ぶりに90円台>
<ロンドン円>対ドルで一時90円台 対ユーロも113円台
毎日新聞 - 10月24日 21:32)

 【ロンドン藤好陽太郎】24日のロンドン外国為替市場は、欧米が深刻な景気後退に陥るとの見方が強まり、円がドルなど主要通貨に対して急騰した。円は対ドルで一時、前日午後4時比6円67銭円高・ドル安の1ドル=90円87銭を付けた。1ドル=90円台は95年8月以来、約13年2カ月ぶり。

 円相場はユーロに対して、同11円88銭円高・ユーロ安の1ユーロ=113円79銭を付けた。1ユーロ=113円台は01年12月以来、約6年11カ月ぶり。ドルはユーロなどに対しては上昇しており、ユーロの急落が目立っている。

 円相場は22日に一時、1ドル=100円45銭をつけており、わずか3日間で10円近く円高が進んだ。対ユーロでも3日間で17円以上もの円高となった。米欧の金融危機や景気悪化懸念でドルやユーロが売られ、危機の影響が相対的に軽微とされる円が買い進められている。市場関係者は「こんな事態はみたことがない。年末も近づいて当面、リスクを回避する行動が強まり、さらに円高が進む可能性が高い」(英系銀行)と話している。