インターネットの教科書を作ろう

以前、インターネットについては、生活インフラの一部なので交通ルールを教えるのと同じように子供が小さいうちからネットに対する教育(しつけ)が必要と日記に書きました。

<「子供のため」という言葉の危うさ。>
http://d.hatena.ne.jp/tadasi-i/20080415/1208277057

で、具体的にどうやって教育するかっていう話になるんですが、MIAUという団体がインターネットの教科書を作ろうとしています。

小寺信良の現象試考:インターネットの教科書を作ろう>
http://plusd.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0805/12/news010.html

内容を見てもらえば分かりますが、理解度別に教材を使い分けるやり方で、ネット上の有志にも協力してもらって、教科書を作ろうと考えているようです。
国の教育機関に任せてはいられない状況もあり、非常に今後の展開を期待する話です。これにより、インターネットの特性や使い方を学ぶ事によって、賃金格差ならぬ情報格差による格差是正と情報に対するモラルが向上してくれればと期待します。
また、インターネットの醍醐味は、既存メディアと違って、様々な人々が情報を集め合い、議論して情報をまとめることにだと思います。いわゆる集合知ってことになるだと思うんですが、これの代表例がウィキペディアや2chのまとめサイトなんかなんでしょうね。これの良いところは、間違った情報があったとしても、それを訂正しようという力が働くことで、情報の整合性が高まることにあると考えます。

まあ、どの情報もすべて問題ないかというとそうでもないですが、そこは自分の頭で考えて、最後は自分の感性を信じて真意を判断する必要があります。
そのためにも、やはり教育やしつけ、モラルなんかを身につける必要があるわけです。コデラさんの記事にもありますが、痛い失敗をして初めて学ぶ部分もあるでしょうし、そこは実社会となにも変わらず、身をもって体験しながらってことも必要なんでしょうね。