「AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G」の発売について

本日、ニコンよりDX規格(APS-C)の単焦点レンズが発表されました。

<「AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G」の発売について>
http://www.nikon.co.jp/main/jpn/whatsnew/2009/0209_afs35_01.htm
(一部引用)
「 「AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G」は、ニコンで初めてDXフォーマット専用に開発した標準単焦点レンズです(撮影画角:35mm判換算52.5mm相当)。単焦点ならではの美しいボケ味や立体感あふれる描写力を、お求めやすい価格で実現した小型・軽量モデルです。新設計の光学系による優れた描写性能、超音波モーター(SWM)による静粛なAFが可能。また、f/1.8と大口径レンズのため光量が少ない室内などの撮影に有利です。ズームレンズとは違った単焦点レンズならではの写真表現の醍醐味が手軽に味わえます。」
 
 

ということで、いつ出るかといつ出るかと待っていた35mmの単焦点レンズの新型が発表されました。
と、書いておきながら、ニコンが35mmの新型を出すのが遅かったもんだから、去年シグマの30mm単焦点レンズを買ってしまったので、このニコンの35mmを買う事にはならなそうです(^^;

SIGMA:30mm F1.4 EX DC HSM>
http://www.sigma-photo.co.jp/lens/digital/30_14.htm
 
 
ニコンの35mmとシグマの30mmの違いは、以下の通り。

ニコン:AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G>
焦点距離:35mm(35mm判換算52.5mm相当)
最大絞り:f/1.8
最小絞り:f/22
レンズ構成:6群8枚構成(非球面レンズ1枚を含む)
画角:44度
最短撮影距離:0.30m
絞りの羽根枚数:7枚(円形絞り)
フィルター径:52mm
大きさ:約70mm(最大径)×52.5mm(バヨネットマウント基準面からレンズ先端まで)
質量(重さ):約200g
 
 
SIGMA:30mm F1.4 EX DC HSM>
焦点距離:30mm(35mm判換算45mm相当)
最大絞り:f/1.4
最小絞り:f/16
レンズ構成:7群7枚構成(ELD1枚、SLD1枚、非球面レンズ1枚含む)
画角:45度
最短撮影距離:0.40m
絞りの羽根枚数:8枚
フィルター径:62mm
大きさ:約76.6mm(最大径)×59mm
質量(重さ):約400g
 
 
上のプレスリリースにも書いてありますが、DX規格(APS-C)での焦点距離35mmは、ほぼ標準画角となり、これは使い勝手の良い画角です。
焦点距離が5mm違うので、シグマの方が若干画角が広いです。
また、F値ニコンがF1.8、シグマがF1.4なので、2/3段ほどシグマのほうが明るいです。
最短撮影距離はニコンが0.3m、シグマが0.4mなので、焦点距離も含めニコンの方が寄れます。
あと、重量はニコンがシグマの半分の重さ。こりゃ軽い。D40などの小型デジタル一眼レフに付けてお散歩カメラにするのにはもってこいですね。D40に付ける事を前提にするとシグマの400gは非常にフロントヘビーで、重量バランスは良くありません。ちょっと調べたらD40のキットレンズである18-55mmのズームレンズよりも5g軽い。長さがキットレンズより短いので、とてもコンパクトになりそう。
絞り羽もニコンは円形絞りを採用しているので、光点のボケは丸くて綺麗に出そうですね。
AFはSWMなのでD40系やD60などのボディ側にAFモータが搭載されていない機種にこそふさわしいレンズかもしれません。
 

実際の写りの評価はよくわかりませんが、こいつは使い勝手含め良さそうですね。
値段も2万円台のようですし。私のようにシグマの30mmを買ってしまった人はしょうがないとして、D40を持っていて単焦点レンズをまだ持ってない人には、最初の単焦点レンズとして良いかもしれませんね。