ストロボ考察(内蔵ストロボ編)

今年の目標のひとつがストロボ(スピードライト)を使いこなす事。

ということで、内蔵ストロボについて、色々工夫をしてみました。

<写真1:ストロボ無>

 
<写真2:ストロボ有 ストレート発光>

 
環境光がそもそも暗く、適当に撮っているので、あんまりイケてない写真ですが、まあ比較するんならこれくらいでも十分でしょう。

写真1はストロボが無いので、環境光のみなので見たまんまの写真ですが、写真2は内蔵ストロボをTTLモードで撮っただけの状態。ストレート発光なので、ストロボの鋭い光が白く浮いてしまい、いかにもフラッシュ炊いて撮ったという写真になっています。
ちなみにTTLモードというのは、シャッターボタンを押してシャッターが開く直前にストロボがテスト発光をし、その光が被写体に当たり
、それをレンズを通し検出し、ストロボの適正光量をカメラが算出、そしてシャッターが開いた時点で算出した適正光量の本発光を行うというもの。このTTLモードの最大利点は、レンズを通した光で露出量を決定できるので、レンズに付けているフィルターやレンズの差も含めて露出量が決定できること。


で、ストロボでよくある工夫としてティッシュペーパーを使うというものがあります。
それがこちら。

<写真3:ストロボ有 ティッシュ巻き>


<写真4:ティッシュ巻きしたカメラ外観>



写真4を見れば分かるように内蔵ストロボ部にティッシュをかぶせて、光を柔らかくするというもの。
で撮ったのが写真3。確かに少し柔らかくなったようですが、ただストロボの光量が落ちただけのようにも見えます。でも、写真2に比べればマシ。

<写真5:ストロボ有 ティッシュかざし>


<写真6:ティッシュかざししたカメラ外観>



もう一つの手法としてティッシュを使うのは同じなのですが、ストロボ部からティッシュを離して使うというもの。これによりストロボ部に直接ティッシュを巻くよりもストロボの光の拡散効果が高いので、ストロボによって出来る影も柔らかくなり、写真3と比べてもかなり自然な雰囲気になってきました。

この光の拡散効果を最大限狙った商品がケンコーから発売されている、その名もズバリ「ストロボディフューザー影とり」
http://www.kenko-tokina.co.jp/d/flash/index.html
http://dc.watch.impress.co.jp/cda/item/2005/08/23/2063.html

これは、装着した外観を見るとかなりイケてない感じもするけど、出来上がる写真自体は、非常にイケてる。
という事で、買っちゃいました(^^)

<写真7:ストロボ有 ストレート発光>



<写真8:ストロボ有 ケンコー影とり使用>



珈琲カップの取手部の影を見ても、写真7のストレート発光に比べて写真8の影とり使用のほうが柔らかくなって自然な雰囲気です。
まあ、至近距離で撮っているのでどうしてもストロボ臭さが残りますが、ストロボ調光をもう少し調整すればもっと自然な写真に近づける事が出来ると思います。

さて、上記のストロボの使用は基本的には直射光です。
外部ストロボなどの機能として、ストロボ発光部の角度を変えたりする事で、被写体に直接光を当てるのではなく、天井や壁等に当てて間接的に被写体に光を当てるバウンスという手法があります。
この間接光を使った写真はどうなるでしょうか。

<写真9:ストロボ有 鏡を使った内蔵ストロボバウンス>
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<写真10:鏡を使ったバウンスの外観>


写真10のように鏡を使って内蔵ストロボの照射角度を強制的に変えて、天井バウンスをやってみました。
写真9を見ると、内蔵ストロボの光が天井に当たる事で、間接光となりさらに拡散し自然な雰囲気が出ています。
光の当て方だけで、これほどまでに写真の雰囲気が変わるんですね。
やはり、ストロボバウンスの威力はすごいですね。


ということで結論。

早く外部ストロボ買えってことで(笑)