120万円の札束があったら何をしたい?

もし一億円の札束があったらやってみたいことランキングというのがあるらしいですが、さすがに一億円というのは夢のような話なので、現実的にぽっとある日120万円が手元に届いたらどうしましょう?
それが毎年5年間続くとしたら。

まあ、車を買い替えるのは難しいですが、好きなデジタル一眼レフを買い替えたり、レンズやストロボ買ったりしたいですね。あー、そうそう大画面のテレビも欲しいですね。あ、最近出たMacBookProもいいなぁ(笑)

でも、この120万円が自分の手元に届くという話は意外と現実味のあることかもしれませんよ。
最近話題の生活給付金。金額は1万2千円と中途半端な金額ですが、ぱっと使うにはちょうど良い金額かもしれません。これの財源が2兆円でした。
では、200兆円の財源があったら、120万円というのも夢ではなりません。

この200兆円の財源をひねり出す秘策が、政府紙幣発行権限というものです。
これは、『通貨の単位及び貨幣の発行等に関する法律』(昭和六十二年六月一日法律第四十二号)第4条により、200兆円の政府貨幣発行権限証書を1枚作成し、それを日銀に売り渡し、政府口座に電子信号で200兆円を振り込ませればそれで、財源が確保できます。

もともと1円硬貨〜500円硬貨は政府が発行した通貨です。
お手元の硬貨を見てみると「日本国」と書いてあります。
これは、国債などとは違って、政府が発行すればそのままその発行益は政府の純資産となります。
逆に1000円札から10000円札は日本銀行券と呼ばれているもので、これは日銀が国債などを担保として発行している日銀債券なわけです。なので日銀の帳簿上は負債として計上されます(もちろん、国債が担保となるので、日銀的には帳簿上の収支はプラマイゼロです)。

ということで、政府が通貨を発行してもなんら問題は無く、たとえ話のように200兆円の財源を作り出し、それを困った人たちに配る事もできれば、国債を買い取り、政府の帳簿上から負債を消し去る事も出来る訳です。
売られた日銀としても純資産としての担保となるので、日銀券を発行してもプラマイゼロ。政府としては、国債ではないので返す必要がない純粋な財源を得られる訳です。なので、埋蔵金なんぞに頼らなくてもいいわけです。

ちなみに最近話題の給付金に対する批判の中で、そういうお金があるなら困っている人のために使えばいいじゃないかという話がありますが、そういう人はもらったお金を募金すりゃ良い話です。
結局のところ、国がお金を使う事に文句を言う国民が多いのであれば、その国民にお金を渡し、国民が今一番必要なことに使えば良いというのが今回の給付金の肝の部分であると思います。


まあ、そもそも論ですが。
赤字赤字と財務省の口車に乗ってはいけません。
http://d.hatena.ne.jp/osamu-y/20061111

そもそも、国と地方を合わせた債券発行額は800兆円を超えてはいますが、政府の金融資産は現在540兆円もあります。
http://www.tek.co.jp/p/

差し引きした帳簿上の赤字は270兆円程度で、GDP比率から言っても半分程度でしかないのです。

また、国の財政政策と家庭の家計と混同してもいけません。
家計の収入は基本的には一定であり、それを超える支出を行えば赤字になるが、国の財政政策の場合、財政出動を行う事により、経済活動が活発化し収入である税収を増加させる事ができる。
マクロ経済学の基本として有効需要の原理というものがあります。

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(政府支出+民間投資支出(在庫投資を除く)+貿易黒字) > (貯蓄+税収)

左辺を右辺より大きくする政策をとれば、必ず景気は上昇します。必ず。
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下記のリンクにあるとおり、過去の経済変動もこの不等式のとおり変動しています。
http://www.zenmoku.jp/moku_kankei/keiei/uekusa_lec/06.html

(一部引用)
「つまり、景気対策を打つと利き、株が上がり、景気がよくなる。ところが、やっと軌道に乗ったところで、96年のように政策が行き過ぎた逆噴射のブレーキを踏み込みすぎると折角浮上した景気が悪化する。財政赤字が大きいということは事実であるが、先を急ぎすぎ、逆噴射レバーに問題があるというのが歴史の真相ということになる。」


逆に緊縮財政を行えば、経済活動が停滞し、税収は減り国の財政を圧迫する。このことからも家計とはメカニズムが違うことがわかります。
http://homepage2.nifty.com/niwaharuki/ono-7-11.htm

それを家計と混同した御用聞き経済学者やマスコミが、無駄遣いだの節約だのと垂れ流し本来やるべき政策が封じられているのが現在の状況。
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/081013/biz0810130302000-n1.htm

この辺が、国家運営の難しいとこでもあると言えます。

また、お金を多く刷ればインフレの危険性がという話がすぐに出ますが、今の日本の現状から言ってしまえば、巨大なデフレギャップが毎年400兆円ほどあるので、ちょっとやそっとお金を刷ったところで、インフレには絶対になりえません。デフレギャップというと分かり辛いかもしれませんが、ようするに潜在的に遊休してしまっている生産力を超えない範囲(これが現在、400〜500兆円位ある)であれば、お金を刷ってもインフレにはならないのです。
http://homepage2.nifty.com/niwaharuki/ronbun/kokusaisyougyou-2005.5gatu.html

そもそも、インフレとは需要に対して供給が追いつかず、どんなに頑張っても死ぬ気で頑張っても供給しきれなくてネを上げることから、モノの値段が上がるのであって、今現在のデフレ状況でそんなのありえないでしょう?

例えば、明日から10%仕事量が増えるからよろしく。と言われて、出来ませんなんてことはあるでしょうか?ないでしょう。そもそも失業率だって増えていて、派遣切りとかで雇用がだぶついている状況で、需要が10%や20%増えたところで、供給不足になるほど日本の供給力は貧弱じゃありません。
現在のデフレの最大の原因は完全な需要不足。需要が無いのにモノを売ろうとしたって売れる訳が無いし、値が下がるのは当然。

で、民間で需要が喚起できるかと言うと、限界があるし、最終的には国が需要を創出するしかない。そのため、上記の有効需要の原理に従えば、意図的に操作できる部分という意味で、政府支出を増やすことが有効で、その手段が公共投資だったり、給付金なんかな訳です。

あと、道路建設がよく無駄だとやり玉に上げられるけど、必要の無いときに作るからこそ安いコストで作る事ができる。これが必要なときに作ろうとすれば、さらにコストはかかるし、必要なときに道路が無ければ、すぐに必要なこともできない。いわゆる先行投資ってやつですね。そういう側面もあるので、一概に道路建設が無駄とも言い切れない。もちろん、道路ばかり作ればいいってわけじゃないけど、公共投資なんて他にもやろうと思えば色々やれるし、地球環境を考えたやり方だってあるはず。ようはやり方の問題であって、公共投資額を減らせば民間に落ちるお金が減る訳だから、それのほうが問題。

ちなみに建設業界への公共投資が多いのは、経済波及効果が高いから。実際は裾野が広いので建設業だけでなく、他業種にも結果的にはお金が回るわけです。
古今東西、古代の時代から公共事業は、国を発展させるための手段というわけですね。

そして一番大切なのは、資源の乏しい(と言っても、メタンハイドレードなどの眠った資源はあるけども)日本にとって、最大の資源は人的資源であって、これを疲弊させたり自殺に追い込むような政策は、資源を捨てているようなもの。これを元気にすることが大事なわけです。
そして、そもそも信用力ってなんでしょう?
日本の信用力は、ずばり日本国民です。
日本国民が真面目に働き、きちんとしたモノ(サービス含む)を生産することができる、その生産力こそが日本の信用力です。
その信用力を担保にして円もあり、政府もあるのです。
http://homepage2.nifty.com/niwaharuki/seichiyo.htm

なので、いま生活保護などの不正受給の連中は道徳的には許せませんが、そういうのはあとでゆっくりと正すとして、いまはきちんと経済原理に基づいた政策をとるのが大事という訳です。だからこそ、いま財政出動を唱えている麻生総理しか日本をひいては世界を救えないということで応援しています(^^)

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<もし一億円の札束があったらやってみたいことランキング>
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=717529&media_id=45
(gooランキング - 01月11日 09:41)

 もし「大金はいくらから?」と聞かれた時、多くの人は「1億円」と頭に思い浮かべるのではないでしょうか? この1億円という金額――年末ジャンボ宝くじなら2等、サッカーくじtotoなら通常の最高1等賞金額と同じで、1万円札にすると1万枚にもなります。もしそんな夢のような大金が手に入ったとしたら、みなさんはどんなことに使ってみたいですか?
 最も多くの人がやってみたいと答えたのは、《1千万以上の商品を現金で購入》。1億円もあれば、衣服や宝飾品はもちろん、マンションや一戸建て住宅、土地などもローンを組まずに購入できてしまいます。世界的なセレブがお店の商品を買い占めるという話はよく聞きますが、もし自分が同じことをしたらどんな気分になるのかなんて、まったく想像もつきませんよね。
 まずは大金を手にしたことを実感したいためか、2位以下には《本当に1億枚あるか数える》、《重さを量る》(3位)など、お金として使う以外の項目が続きました。ちなみに、1万円札11枚の重さはおよそ1gなので、1億円分ならばおよそ10kg。子どもでも何とか持ち上げられる重さです。
東京・新宿の「お札と切手の博物館」には、印刷前の1万円札1億円分を持ち上げられる体験コーナーがあるので、興味のある方は足を運んでみてはいかがでしょうか?
 意外な人気となったのは、10位に入った《カップめんの重し》。さすがに10kgにもなる1億円を重しにするのは無理がありますが、100万円分の束ならば大きさも重さもちょうどよさそうです。もし実現すれば、カップめんができあがるまでになんともぜいたくきわまりない、至福の3分間が過せそうですね。