光あるところに景気あり

 

昨日、一週間の大阪出張から帰ってきたが、関東の節電による暗さに改めて、ため息をついてしまった。
 

大阪は明るくて、人々も元気である。
それは、関東から出張で来た私も、大阪の明るい地下街を歩くだけで、気持ちが明るくなる。
商品のディスプレイを見ても綺麗であったり、美味しそうに見えれば消費活動にも影響してくるだろうと、容易に想像できる。企業活動も同様だろう。
 
昔から、事態の、進展があれば
「光が見えてきた。」
と言うし、事態が悪くなれば、
「お先真っ暗」
など、明るさで表現している。
 
人間は太古の昔、闇に怯え、恐怖を感じていた。だから、火を起こすという発明の後、闇を照らし、闇を克服していった。
 
今回の節電で、今までが明る過ぎたんだとか、昔の様な生活に戻るべきだと主張する人もいるが、私はそれは違うと思う。我々のDNAに刻まれた、闇を恐れ、光に安心と希望を感じるという記憶を変える事は出来ないし、それは、進化を止めることであると思う。
 
もちろん、効率的なエネルギー利用は今まで以上に考えていかなければならないだろうし、技術発展により更に省エネルギーにできるだろう。
原発にしても、現在の科学では手に余る部分もあるだろうが、将来的には原発を完全に安全に制御して、エネルギーを手に入れていかなければならないだろう。宇宙大航海時代のためにも。
 
今は、緊急事態であるので、節電やむなしではあるが、電力供給能力が戻ってからもズルズルと過剰な節電が残らない事を祈りたい。
 
 
光あるところに景気あり。