投げコマ

 
娘の幼稚園では年長の12月に投げ駒という昔ながらの駒を一人ずつプレゼントされて、1月にコマ回し大会があるんだそうな。
 

そんなこともあり、久々にやりたくなってしまったので、玩具問屋まで行って買ってきました。
 

小さい駒が娘用(1個500円)。大きい駒が私用(1個2000円)。
 

私が子供の頃は、そこらでいくらでも売っていたんですが、最近では玩具問屋くらいしか売ってないようです。
大きい駒のほうには麻ひもが付属していますが、最近ではコマを回す為の麻ひもを作る職人さんがほとんど居ないとのこと。このため、小さいほうの駒は普通の凧糸の太い感じの紐が付属しています。
実は、駒よりもこの麻ひもの方が断然高いです。モノ自体が売れ残りで古いので2000円にまけてもらっていますが、定価は3000円で、駒本体が900円、麻ひもが2100円(!)。
 
時代の流れとは言え、子供の頃さんざん遊んだ駒がこんな高級な玩具になっていたとは...(汗)
 

さて、買ったからには早速遊びたいもの。
まあ、昔さんざんやっているので、しっかりと体が憶えています。
大きい方の駒は、なんなくまわせます。うんうん。この感じ。
 
問題は、小さい方。
 
回せない。全然回せない...。
 
玩具問屋の人に事前に教えてもらっていたのですが、原因は紐。
なぜ、コマ回しの紐が麻ひもだったのか。麻ひもは伸びないんです。
また、紐の太さも徐々に細くなっています。
 
コマを回す場合、コマ本体に紐を巻き付けて、それを前方に投げてから、紐を手前に引いて回転速度を上げて回します。
この時、麻ひも自体は伸びないので、そのままの形を維持したまま麻ひもからコマが離れます。しかし、綿の紐の場合、前方にコマを投げてから引くと、紐自体がその力に負けて伸びて形が変形し、紐同士が絡み合い、駒ごと絡んだままこちらに向かって飛んできます。
 
これは非常に難しい。特に麻ひもの感覚が染み付いている私には、10回やって1回成功する位。コツは、手前に引く力を柔らかく強く引きすぎずって感じかな。
幼稚園の子達は、これを難なく回してるっていう話なので、もしかしたら、もっとうまくやるコツはあるかもしれないけど...。
 
うーん、負けられん。