赤字八百兆円。子どものツケで、酒を飲んでいる親みたいじゃないか。

 

 
「赤字八百兆円。子どものツケで、酒を飲んでいる親みたいじゃないか。」
(by朝日新聞電車広告)
 
大衆を騙すにはなかなか良いキャッチコピーですね。
 
何度も書くが、国債は借金ではない。
 
個人が金を借りたら、死ぬまでには返さないと道義に反するが、国家は基本的には死なないし、返済期限が来ても借り換えてしまえばよい。その間に経済を発展させ、経済規模が大きくなれば相対的に国債発行額は小さくなるし、無理して返そうとすると経済が疲弊しそこに住む国民が死んでしまう。
これは歴史が証明しており直近では小泉・竹中政策。
国家の役目はそこに住む国民を豊かにすること。
国民を殺してまで負債を返すなどそれこそ道義に反する。
 
それに誰かの支出は誰かの収入であり、誰かがお金を使わないと自分の財布は潤わないという基本的な事が既存マスコミは理解しておらず、上記の様なミスリードを国民に垂れ流す。
 
日本はマスコミ不況。
早く不況の元凶となってるこういう会社は潰れてほしいと年始のお願いをしなくては。
 
 
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とてつもない日本経済」 トピック
「国の債務/GDP対比」
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=48771323&comment_count=2&comm_id=4264755

三橋氏の著書「民主党政権で日本経済が危ない本当の理由」を読んでいる最中ですが、この本は
別に民主党だから日本経済が危ないと言っているわけではないように見えます。

それはさておいて、表題の国の債務/GDP比率が1.8倍になったとか、マスコミはじめ著名な評論家
どもが煽っているが、GDPの中身を分解していくと、緊縮財政政策を採用すると、国の債務/GDP対比
が大きくなることが明確に理解できました。09年7-9月内閣府速報値では、GDPに占める純輸出の割合
がなんと0.4%にしか、すぎません。従ってこの数値を無視してGDPの中身を表わすと次の通り

GDP=個人消費+設備投資+政府の支出

デフレの最中、個人消費や企業の設備投資が行われるはずが無いので、財政を縮小すれば確実に
GDPの数値がその金額と同じだけ減少する。

国の債務/GDP対比の分母が減るわけだから、この数値が大きくなるなることは当たり前である。
事業仕分けで、大見え切って予算を削った結果が国の債務/GDP対比を大きくしたことを国民は
知らない。

もっとも、国の債務/GDP対比が大きくなろうと別に国家経済が破綻するわけではないではないが
破綻原理主義者が何かと言えば国の債務/GDP対比がおおきくなるーー、日本経済は破綻だーー
オオカミ少年よろしく吠えまくりますので、その馬鹿さ加減を明白にしたまでなのです。


>国の債務/GDP対比の分母が減るわけだから、この数値が大きくなるなることは当たり前である。
事業仕分けで、大見え切って予算を削った結果が国の債務/GDP対比を大きくしたことを国民は
知らない。

あまり簡単に書きすぎました。次の数式を見たら理解できると思います。
今の債務が900兆円でGDPが500兆円だとします。そこに50兆円の国債を追加発行したらどうなるが
御覧ください。

今の債務対GDP比 900÷500=1.8倍 国債を50兆円増やしたら

950÷550=1.73倍 乗数効果を認めなくても債務対GDP比率が下がることは分ります。

逆に財政健全化と称して、強引に50兆円の債務を税金で返したら

(900-50)÷(500-50)=1.89倍に膨らみます。

この理屈が分らない人は小学校6年生に若返ってください。